(主要)登場人物

A:50 代前半 既婚 ペルソナ病患者 C 村村長 元玩具師
B:20 代青年 探検系 YouTuber

場面設定

C 村 四方を山で囲まれた自然豊かな村 20 年前まで名物となっていた祭りがあった。
今後ここらへんは随時情報追加していきたい

【話の流れ】

2026 年、他地域とはあまり交流のない山村に病気を抱えた村長 A がいた。
彼が抱えていた病気は「ペルソナ病」、他人の顔にお面がついているように感じ、顔の識別・表情の認識ができない病気である。原因は脳の損傷とも、精神的な負担によるものとも言われているが詳しくは不明。全国でも症例はごく稀である。

そんな難病を抱えているため、日常生活に支障をきたす。妻の顔、娘の顔が分からないため、けんかになる。機嫌を悪くされる。だんだんと孤立していく。

そんな日々を送っている中、男はある夢を見る。いつもなら仮面をつけている村人たちが仮面をつけていないのだ。治ったのかとも思ったが、自分は夢を見ていることに気づく。久しぶりに見る妻と娘の表情。彼は夢の中で楽しい時間を過ごす。しかし、ふとなぜ自分はペルソナ病になってしまったのかに気づく。考え込んでいるうちに、目の前の妻と娘が仮面をつけていて、すでに夢から覚めて日常にいることに気づく。楽しかった時間が終わってしまい、ため息をつく。

その日を境には仮面をつけていないみんなの夢を見るようになった。夢の中では現実のつらさを忘れられる。その一方で自分の病気のことが気になる。夢の中で妻や娘になぜ現実で仮面をつけているのか問いかけるが、逆に不思議そうな顔をされる。楽しい時間を過ごすうちにもう病気のことなどどうでもよくなってしまうが、その時に仮面をつけた自分が出てくる。楽しそうな雰囲気だったのがいっぺん、怪しげな雰囲気となる。指をさしてくる「男」。気づくと周りも仮面をつけている。「なぜ見えていないんだい?なぜ気づかないんだい?よくみたらわかるじゃないか。」という「男」の言葉。周りでは踊りが始まる。

男がそんな夢を見る日々を過ごしていた時、ある冒険系 YouTuber の青年が C 村にやってきた。(ブリッジとかで登場したらいいかも)その青年は歩いていると(A)に出会う。話しかける青年。ひどく眠そうな。聞いてみると、ここ数日寝られていないらしい。寝るのが怖いらしい。男が村長であることを知って、企画の説明をし、村の案内をしてほしいとお願いする。男は快く引き受け、まずは家に連れていく。道中でいろいろなことを話す二人。

家につくと妻が料理をしていた。青年や男に背を向ける形で立っている。挨拶をする青年。少し居心地悪そうにする青年。これからの計画を青年が話す。それを聞きながら、男は妻にも話しかける。青年は少し違和感を覚える。男が妻と話すとき、妻の二の腕をよくつかんで動かしているのだ。それに、顔に何かつけているのだ。少し気になった青年は「ちょっとすみません、奥さん。」と呼びかけると、妻が振り返る。

その時初めて、今までそこに立っていたのは仮面をつけた「人形」であり、はその人形に向かって話しかけていたのに気づく。「A,それ人形ですよね!?」と驚いて聞く青年

しかし男は不思議そうにしている。怖くなって問いただす青年。だんだん強い口調になる両者。もみあいになる。そうこうしているうちに倒れこんでしまい、失神してしまう。黒くてでかい布切れで二人はおおわれる。

布がとれ、気が付くと二人は夢の中にいた。青年のおかげですべてを思い出した(夢の中では病気の影響が少なく、わりとまともなため)。問いかける青年。過去に村で起こったこと、なぜ自分がこうなってしまったのかを語りだす。回想シーンが目の前で繰り広げられる。(夢なので割と何でもありです)

20 年前、毎年恒例の祭りがおこなわれていた。この祭りでは最後に村人全員で踊るのがしきたりとなっており、村人たちは毎年これを楽しみにしていた。

男は娘に頼まれて踊りに着る服を買いに、祭りを少し部下に任せて村を出ていた。祭りには少し遅れて参加するはずであった。

しかし祭りが始まって 30 分後、男が村に到着すると、楽しそうな雰囲気は全くない。異変に気付いた男は祭り会場に急ぐ。つくと、村人全員がなくなっていた。(なぜなくなったかはこれから考えます、すみません)あとのことはあまり覚えていない。警察がどう対応したか、メディアがどう報道したか。

それよりも自分だけ生き残ってしまった罪悪感、娘に服を渡せなかった後悔、みんなとまた祭りがしたい、そんな過去にとらわれた男は気が狂ってしまった。玩具師であった彼は、狂ったように人形を作り続けた。村人たちを 1 人ずつ。しかし顔だけがどうしてもうまくできない。それだけは彼の潜在意識が人形に魂を入れるのを拒んでいるかのようであった。そこでかれは人形たちに仮面をつけることにした。こうして彼は表情など一切わからない人形たちと C 村で暮らすことになった。外では村が消滅したことになり、次第に忘れ去られ、誰も寄り付かなくなった。

そんな日々を 20 年続けた。一生この日々は終わらない。祭りをみんなでしたいのだろう。みんなで踊りたいのだろう。でもそんなことは叶わない。人形を何十体と同時に動かすことなどできない。

そんな男の様子をみた青年は、夢の中なら自分の思い通りだという。好きなことをやったらいい、失われた 20 年を取り戻せばいい、みんなで踊ろう。最初は断るが、勝手に青年は夢の中の村人たちを集め始める。(このときまだ村人たちは仮面をつけている)手を差し出す妻。腰をあげる男。

音楽がかかる。全員踊りだす。(どこかで一気に仮面をとって投げ捨てたい。ぶわ、ばっ、わーってかんじで)

最後みんなで礼。
おしまい

と思ったらドアのあく音。全員動かなくなる。作業員のような人が入ってくる。

ここはあるアパートの一室。部屋に何十体という人形だけをおいて住人がいなくなってしまったのだ。大家は撤去を依頼。この人形は処分場へと運ばれていく。

では今まで見ていたのは?男の夢は?そもそも今私たちが見ているものは本当に実在しているのだろうか。自分自身は?(ここらへん全部ナレーション、その間作業員たちが撤去作業を進めている)

何もなくなった部屋。作業員も撤収した。最後確認を終えた作業長らしき男。
仮面が落ちていることにふと気づく。被る男。最後に観客に礼をして終わる。

ほんとのおしまい
(つまり、男も青年も人形だったということです)